Dナンバー振り返り2020〜AP.Dの一族

福岡2日目、ホテルで決算処理をしております。ちょい一息、外出して喫茶店でブログ書き書き。ネタがないので、そうだ!デー!だってことでデーナンバーを振り返り。
飼育経験のあるDナンバーを番号順に並べてみました。ちなみにDナンバーは、ノルウェーのtom.Cって研究者が、コロンビアでダニエルさんが採取したアピストに番号付けてるだけで、未記載なアピストの管理上の呼び名みたいなものです。
イメージ、僕が採取して名前が確定しないから、キンメナンバーつけてるような感じ。
D3(AP.cf.パヤミノニス)
最近来てないですが、背鰭も尾鰭もカラー入って、体高あるアピスト好きな人は好きかも。僕の習性としてたくさん増えると、管理が雑になり、落とすという。。。

D11(イエローブライトビンデン)
黄色が強いビンデン(ピアロア)、SS水槽で飼育してるせいか小さいままです。でも小さいけど、派手なたたずまい。
D14(ビタエニ系)
変態の極み、オスだけ購入したアピスト。ドボン水槽に入れてるので、いまいちですが、太めのビタエニって感じです。背鰭はビタエニさながら伸びるみたい。
D12(sp.グアビアーレ)
コロンビアアピストだと超オススメ!コスパ、見応え抜群。しかも繁殖も比較的、サクッといく。凄い楽しめるアピストです。
D14(ビタエニ系)
変態の極み、オスだけ購入したアピスト。ドボン水槽に入れてるので、いまいちですが、太めのビタエニって感じです。背鰭はビタエニさながら伸びるみたい。
D18(cf.アラクリナ)
アラクリナの顔が派手なタイプ。こないだセノーテさんに来たやつもたぶん。。。荒いアピストなので導入初期は要注意。メスを万全にしてから雌雄一緒にしないと小さい水槽ならやられます。
Pseudo Kullanderi
D18でも、でかいやつの呼び名。クランデリみたいにデカイという意味。確かにこないだアクアFさんに入ったギガス級の大きさでした。
D24(ビエジタ2013タイプ)
似たタイプは結構いますが、ビエジタで一番見応えあるかも。顔周りもそうですが、赤が鰭に良い感じにのってくるので凄い綺麗。明る目のソイル飼育がオススメ。個人的には、2013タイプの方がスタイリッシュで好きです。
D28(aff. sp. Rotflecken VⅡ?)
テトラ本のビエジタⅡ?ではと言われている、顔にスポット上の赤点が出るアピスト。派手なビエジタです。

D37(キーメンフリック 通称サンホセ)
凄い面白いアピストなんですが、人気がないホセ。僕は大のお気に入り。ちなみに産卵すると卵は白っぽい感じで変わってます。
可愛い見た目と違い、気性は荒め。

D39(アルト・ヴァウペス I)
入手困難種なのでヒヤヒヤしながら繁殖してます。比較的小ぶりなアピストですが、その割に派手なアピスト。見つけたら即買いです。
D48
忘れてたアピスト。キンメアマゾンにまだいるかもしれないアピスト。痛恨の他F1に混ぜたらどれがどれだかわからなくなり、行方不明になったアピスト。似たアピストは混ぜてはいけまん😱
D50(アルト・ヴァウペス Ⅱ)
初めてDナンバーの存在を知ったD50。面白いアピストでマウスブリーダーなので、孵化後、口に稚魚を含んで育てます。浮上後も口に含みやすく、メスがモゴモゴしてるのがキュンです!
こいつも大量繁殖させたはずなんですが、入荷も多かったので、雑に飼育してたら我が家は全滅。次来たら招きたいアピストの1種。
D52
個人的には今まで飼育して一番難しいアピスト。婚姻色を一度も見ずに落としました。
雌雄判別もよくわからないし、知り合いも浮上までいってもすぐ消えたり。なんか壺が違うのかと。
D53
雌雄判別困難種。背鰭が赤くそまり綺麗なアピストです。飼育、繁殖は簡単ですが、雌雄が本当にわからない。
D56
採取した人曰く。二度と行きたくないっと言わしめたアピスト。通称大五郎。我が家で繁殖しつつ、累代を目指してます。体高あるアピストとしては、顔周り、背鰭がド派手で見応えあるアピスト。そしてデカくなります。
いまんとこ数ペアばら撒いて保険をかけてます。半年ぐらいですでに普通の成魚並みの大きさになる大食漢。比較的飼育は難しくないですが、大型化するアピストなので、稚魚数を絞って、広い水槽じゃないとブリードするのは大変です。
D58
派手なアラクリナって感じです。顔、背鰭、尾鰭が赤くそまり。比較的大きいアピスト。
飼育は難しくないですが、56同様に水槽広くないと成長が望めない。
うちは水槽がギリギリなので、1匹だけ過保護にブリードしてます。徐々に親の特徴がでてきて、個人的には最近アツいアピストです。
D62orZ3
新しいDナンバー。どんなアピストか?っと思ったらビエジタタイプにアピスト飼育者がテンション上がる要素が盛り沢山。顔は派手、背鰭ビンビン、そして体高ありっと、個人的にはど真ん中ストライク!ぜひ繁殖させたいアピスト。最近は繁殖させたい欲が強く、ワイルドも好きなんですが、それをブリードして成魚まで育てることの方が楽しいです。

っとDナンバーならべてみました。
他にもたくさんいますが、細いアピストより体高あるアピストが多いので、好き好みは別れるとこですが、比較的、近年に開拓されつつある国なので、まだまだ未記載のアピストがたくさんいそうで楽しみです。


そしてアピスト飼育していて、本当にありがたい奥様のサポート。
いま浮上したてが多いので、月曜日の分を仕込んでもらいました。ブラインの沸かし方は習得してもらいました。お土産と等価交換です。
そしてギガスに睨まれてるんですけどぉ。。。っと、家を開け時ですが、無理に餌はあげない方が良いです。あげなくても死なないので。アピストは餌をあげないで死ぬことはないですが、あげることで死ぬことはあります。
そして再び写真が送信されてきました。
なに?って返信したら、アピールしてますと。。。っうかホセ、こないだ良い感じに撮影できなかったのに。。。良い感じ。。。

っと留守の時の家族のサポートは大事です。

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1コメント

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  • デスモ DESMO

    2020.12.05 09:32

    どうも~。気になった点がいくつかあったのでコメントをば。 判ってて言ってるかもですが、キーメンフレックね。フリックしちゃぁダメ(笑) Kiemenはドイツ語で鰓(えら)、fleckはスポット(斑点)という意味があり鰓蓋にある特徴的なV字形の模様からこの名前が付きました。丁寧に英語表記まで用意していて"Gill-spot"という別名もあります。例えばVielfleck(フィールフレック)だったらドイツ語で"多くの斑点"という意味ね。 プセウドクランデリはD18のシノニム(別名)で大きな個体を特定しているわけではないです。今はシノニムが外れちゃったみたいだけど。 ヴィエジタIIは個人的にはD25かなぁ~ アピストにはAナンバーという種に紐付けられた番号がありますがその番号を付与している組織が今は機能していないため、主にコロンビアで見つかった新種やそれに準ずる種にDナンバーが与えられています。DナンバーがAナンバーと根本的に違うのは、Dナンバーというのはあくまで種の詳細が判明するまでの"仮の"番号ということです。 新種として認定されたり、既存の種に含まれると判明したらそのDナンバーは消えていきます。そしてDナンバーにはドイツシクリッド学会や北欧シクリッド学会といった権威ある組織がバックボーンとして付いていることが大きな特徴です。じゃあ仮の番号なんて使わず学者や研究者がすぐに判断すれば良いのでは?と思うかもしれないけど、例えばキーメンフレックは正式な学名ではなくsp.名だけど論文を記述して学会に発表して名前が認められるまでに1年掛かりました。更に正式な学名を得るには多くのサンプル個体を集めて膨大な論文を書く必要があります。そう、とても面倒な作業なのです。だからとりあえずの仮の番号が必要になったのです。 だからと言って採集された川の名前や近くの街の名前を単純につけるような安易な考えはありません。多くのアピストの名前にはsp.名でさえもそれぞれの意味やストーリーが詰まっているのです。アピストの名前だけ調べていっても奥は深いのよぉ~(笑) 長くなっちゃったぁ~。これでブログ一記事書けるなw